少し具体的な話に移ります。
はじめに内側の子宮内膜のはなしから。
子宮内膜の厚さはおよそ2〜8mmの厚さと言われ、部位によって、その硬さが変わります。
また、部位によってというだけではなく、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった女性ホルモンの作用で周期的に厚みが変化しています。
子宮体部分の子宮内膜の内側に比較的大きな空間があると思います。
この空間のことを子宮腔と呼びます。
一方、子宮頚部分にある子宮内膜の内側の空間を(子宮)頚管と呼びます。
子宮腔部分では子宮内膜は柔らかく平滑ですが、頚管に進むと硬くなり、ヒダが見られるようになります。
ちなみに、文献によっては子宮腔の内部を覆う粘膜とするものもあるようです。
どちらの場合にしても、子宮内膜=粘膜として考えといてください。
さて、細胞のはなしにちょっとだけ移ります。
子宮内膜を構成する1.上皮組織を見てみると、2.単層の3.円柱上皮、
部分的に4.線毛細胞や5.子宮腺が存在しています。
これら上皮組織は月経のときに剥離する層(機能層)としない層(基底層)に分けることができます。
基底層は月経後も残り、この層が機能層を作り出します。
機能層を増殖させたり剥離させるのは卵巣ホルモンのバランスによりますが。
この変化に応じて子宮腺も変化し、機能層が厚くなるにつれて一緒に発達していきます。
この子宮腺から出る分泌液にはグリコーゲンという成分が含まれており、
着床するのに適した栄養環境を整える働きをしています。
なお、大まかな子宮の概要の話は子宮の概要を ご覧ください。