橋本病は甲状腺そのものに何らかの障害を受けたために甲状腺ホルモンの
分泌が減少してしまうために発症する疾患の1つです。甲状腺ホルモンの
値が低下することで、体に様々な影響が出てきます。
このページでは橋本病がどのような病気なのか、どんな症状があるのかを
解説していきたいと思います。
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橋本病は甲状腺そのものに何らかの障害を受けたために甲状腺ホルモンの
分泌が減少してしまうために発症する疾患の1つです。甲状腺ホルモンの
値が低下することで、体に様々な影響が出てきます。
このページでは橋本病がどのような病気なのか、どんな症状があるのかを
解説していきたいと思います。
橋本病は甲状腺の病気の中で最も頻度が高く、圧倒的に女性に多い傾向が
見られています。40歳以上では10人に一人とも言われる発症頻度で非常に
たくさんの方が発症しています。この病気もまた、自己免疫疾患の1つで
自分の身体にある甲状腺の濾胞細胞(甲状腺の欄を参照にしてください)を
自己抗体により攻撃してしまいます。
抗体は免疫反応を起こす上で欠かせないもので、血液中に存在します。
本来は病原菌に攻撃を加える等の働きをします。自分の身体を攻撃して
しまうのを自己抗体と言い、橋本病でも、この自己抗体の存在が明らかに
されています。橋本病の場合は、サイログロブリン(Tg)抗体、甲状腺
ペリオキシダーゼ(TPO)抗体という二種類の抗体が血液中から
検出されます。
また、橋本病は一般に甲状腺が大きく腫れるとされていますが、同じく
甲状腺の腫れるバセドウ病 とはちょっと腫れ方が異なります。どんな
腫れ方か?というと硬くて全体的に大きな腫れ(びまん性肥大と言う)
と言われます。
甲状腺の働きに甲状腺ホルモンについての話が書かれていますので、
よかったらご覧になってください。橋本病では、この甲状腺ホルモン量
が減ると言うことで、新陳代謝が悪くなり、心臓の動きも少なくなり、
腸の蠕動運動も弱くなるなどの影響が出てきます。また、交感神経と同
様の働きをするカテコールアミンの分泌が少なくなってしまいます。
具体的な症状として...
疲れやすく、体がだるく重くなり動作が鈍くなると言われます。
甲状腺ホルモン低下により新陳代謝が悪くなってしまうことから
体重が増加しやすくなり、寒がりで体温が低くなります。さらに、
全身に浮腫(むくみ)が見られることがあり、その浮腫が声帯にも
影響して声が低くなってしまったり、かれてしまったりということ
もあります。体のこわばりや神経痛、手先の痺れなどの訴えもある
ようです。
甲状腺の腫れと違和感と、多くが顔色が悪く、ボーっとした顔つき
となってしまいます。
無気力、眠気、物忘れ、ボーっとしてしまいがちとなります。
このような症状が出ている場合、甲状腺の異常と気がつかず精神
科や心療内科などにかかってしまうケースもあるようです。
心臓の運動が少なくなり徐脈(脈が遅くなる)となります。貧血
となることもあり、低血圧になりそうだと考えちゃいそうですが、
コレステロールが高くなり動脈硬化が悪化することもあります。
場合によっては、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞へとつながることも
あります。長く病気を放置してしまいますと、心嚢というところに
貯留液がたまり、心臓が拡大してしまうことがあります。
胃腸の運動が鈍るため、便秘が長引きがちです。また、食欲が低下
します。にも関わらず、新陳代謝が低下しているため体重は増加
しやすいです。
汗をかきにくくなり、皮膚が乾燥します。また、髪の毛全体が薄く
なる傾向にあります。腋毛や恥毛、眉毛の外側も抜けやすいです。
筋力低下が生じやすく、脱力感・肩こり・筋肉の疲れを自覚しやすく
なります。
量(多くなりがち)やサイクルが不規則となり、しばしば不妊と
なりやすく、妊娠しても早流産を繰り返します。
コレステロール上昇、肝機能障害、貧血が見られることも。
以上のような症状が出てきやすいです。全体的に一言で言うならば、
元気がなくなるような症状が出てくることになります。