女性にとって、ものすごいビッグイベントの1つ、妊娠です。望んでする
妊娠、望まない妊娠、なかなか出来ない悩み...本当にひと様々ですが、
どんな場合でも正常な妊娠の仕組みを知るのも大事だろうなぁと思った
ので、こちらで書かせてもらいます。
最近は物騒ですし、子供を産んで育てるにも決して良い環境ではないと
思いますが、女性として産まれたからには子供を産みたいと思っている
方は私だけではないのではないかと思います。逆に今できてはという方
もいらっしゃるでしょう。保健体育で勉強したかもしれませんが、復習
も兼ねて良かったらご覧になってください^^
女性は毎月1つずつ卵子を排出しています。この卵子の排出のコトを排卵
と言います。排出された卵子は卵管采という卵管の先にあるイソギン
チャクみたいな形の器官に取り込まれ、卵管を通って子宮に運ばれます。
排卵によって遊離された細胞(卵子)は、大体12〜24時間ほど生きている
と言われます。もちろん、体調や個人差もあるので一概に言えません。
この時期にセックスをすると、膣内に精子が送り込まれ、卵子めがけて
精子が膣内を泳いでいきます。その数なんと数億匹。精子自体の大きさ
は、わずか0.05mmと言われます。また、精子の寿命はおよそ3〜5日。
こちらも体調、個人差などが影響しています。
先程「泳ぐ」と言いましたが、その速度は2〜3mm/分と言われます。
通常、卵管采の近くにある卵管膨大部という部位で受精することが多い
のですが、この卵管膨大部に辿り着くことが出来るのは、わずか500匹
ほどです。数億分の500。想像以上の競争社会です。そして、最終的に
500匹の中から、最も強く元気な精子が卵子と結合して受精が成立する
というわけです。
では受精したら即妊娠が成立したと言えるのでしょうか?
答えはNO。受精した=妊娠が成立したというわけではなく、別の行程を
経て、ようやく妊娠と言うことができるのです。
その行程とは、細胞分裂。卵管膨大部では胎児が成長できる環境にない
ため、子宮の方に移動しなければなりません。この移動に約3〜4日要す
と言われています。
一方、子宮では黄体ホルモンによって子宮内膜が厚くなっており、フカ
フカのベッドが用意されています。子宮にやってきた受精卵は、そんな
ベッドに包まれるようにして入り込みます。これが、着床と言われる
ものです。ここで初めて妊娠が成立したと言えます。
上に書いてあるような、まさに何億分の1の確立で出会ってできた受精卵
ですが、必ずしも健康な状態で成長するとは限りません。その代表的な
ものが流産と子宮外妊娠です。
こちらでは、どんなものなのかを簡単に説明していきます。
流産について
流産とは、妊娠22週未満の妊娠中絶のことを言います。中絶とは、
妊娠が途中で終わってしまうことを意味します。ある原因によって
妊娠を続けなくなってしまうことで、母体が子宮の外に胎児や内容
物を排泄してしまうのです。
流産は全妊娠の10〜15%に起こると言われており、その主な原因に
胎児の染色体異常が挙げられます。流産のうち、約70%に当たると
されています。他には受精卵の着床異常や胎盤・へその緒・羊水の
異常、母体の病気などが考えられます。
妊娠12週未満の場合を早期流産、12週以降22週未満を後期流産と
言います。多いのは早期流産で、特に8〜10週に多く発生します。
子宮外妊娠について
子宮外妊娠は、本来なら子宮の中に着床すべき受精卵が、卵管や
卵巣、子宮頸部などに着床してしまうコトを指しています。
間違った着床による妊娠は、母体の血管を侵蝕し生命を脅かす場合
もあります。また、
子宮狭部(子宮の構造に書いてある図に位置が
示された図が載っています)に、受精卵が着床した場合、前置胎盤
の原因の1つとなります。
前置胎盤は、胎盤が子宮狭部、あるいは子宮狭部周辺に付着して
子宮の入り口である内子宮口の一部、または全てを覆ってしまう
ことを言います。
流産、子宮外妊娠に限らず、妊娠初期は妊娠が成立するかどうかの、
とても大切な時期です。少しでも不安があれば(いるのなら)身近な方や
ネットの経験者に尋ねたり、不正出血など異常かもと思うようなことが
あれば産婦人科をすぐに受診してください。